小麦ブラン研究会

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小麦ブランでメタボ予防

2017 年になって、小麦ブランに関わる興味深い研究結果が発表されました。まず小麦粉を100%使った「小麦粉パン」と小麦全粒粉を100%使った「全粒粉パン」を糖質を50g に揃えて作り、それぞれのパンを摂取した人の摂取前と摂取後の血糖値を測定したところ、全粒粉パンが小麦粉パンに比べて健常者の食後血糖値の上昇を抑制することがわかったのです。1)

またBMI がやや高め(23 以上)の日本人男女50 名で、12 週間の長期摂取の試験も行いました。するとやはり、全粒粉パンで内臓脂肪面積は減り、中性脂肪の増加も抑制傾向になり、メタボリックシンドローム関連指標を改善する作用が初めて見られたのです。2)

2型糖尿病の発症リスクは野菜よりも穀物を摂ることで低下しやすく、近年になって全粒穀物が過体重や肥満のリスク低減に関係するとも評価3)されています。特に朝食に穀物を摂ることの健康効果は、信頼度の高いデータがいくつもあって、小麦ブランを食生活に上手に取り入れることで、メタボや生活習慣病予防への期待が高まりそうです。

  • 1)日本食品科学工学会 第9 回研究小集会要旨(2017)
  • 2)第70 回日本栄養・食糧学会大会講演要旨(2016)
  • 3)第63 回日本栄養改善学会学術総会講演要旨(2016)